【オススメ映画:1】オデッセイ(原題:The Martian)
こんな方にオススメ:SFが好きな方,宇宙が好きな方
オススメ度:★★★★☆
映像:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
音楽:★★★★☆
演技・演出:★★★☆☆
キャスト・スタッフ
キャスト:マット・デイモン,ジェシカ・チャステイン,マイケル・ペーニャ,ケイト・マーラ,他
監督:リドリー・スコット
脚本:ドリュー・ゴダード
あらすじ
火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。
評価点
映像:★★★★☆
地球や火星の映像,宇宙空間の映像などは,とにかく綺麗!実際にこんな場所なのかな?と思わせてくれるような映像の美しさです.
ストーリー:★★★☆☆
火星に置き去りにされる流れは,リアリティのある感じです.その後の流れは「ヒーローを求めるアメリカが作った映画ですね…」という感じ.もちろん悲劇的な感じで終わってもどうしようもないので,仕方ないのですが,映画を観る前からわかりやすい展開です.
音楽:★★★★☆
昔のディスコで流れていた音楽を使うなど,懐かしい曲がいくつか使用されています.曲のチョイスは他の映画と一線を画していて,面白いと思います.ただ曲の使うタイミングや「緊迫しているはずの場面にこの音楽でいいの?」というような軽い感じもしました.
演技・演出:★★★☆☆
本来であれば絶望的な状況なのですが,そういった演出は少ないと思います.また「食糧不足をどう解決していくか?」というシーンがいくつか出てきますが,それによって痩せてしまうという部分は見られず.もちろん宇宙飛行士なので,どんな場面でも冷静だと思うのですが,全体的にあまり危機感が感じられません.「年月が経ってヒゲと髪がのびました」程度の表現しかないため,リアリティという部分ではどうかな?という印象です.
感想
どんな困難にも諦めずに立ち向かう,という主人公の姿勢は,非常に感銘を受けます.映画の最後に主人公が言うセリフ「まず始めるんだ.問題を一つ解決したら,次の問題に取り組む.そうして解決していけば(地球に)帰れる」,これは私たちの生活にも活かせる教訓なのではないかと思います.
映像美は素晴らしいですが,映画のストーリー的には,個人的にあまり好きではありませんでしたが,宇宙に関連する映画がお好きな方は,一度見ても良いかもしれません.